2011年06月30日

友人の店が、閉店されていました。

 何の予告もなく、私の友人は店を閉めました。もちろん「きもの屋」=呉服屋です。
彼の丁寧なお客様対応が、目に浮かびます。呉服屋の見本のような、上品な商売をしてこられました。

 「きもの屋」=呉服屋は、この10年で1割に減りました。
全国に3万軒有ったお店が、今や3千軒を割り込んでいます。それも高齢化した経営者に後継者が無く、店の継続は難しい店が過半を占めています。
 私がこの現状認識を持ったのは10年前で、私の店もご多分に漏れず「閉店」を覚悟した時期でした。
 現実は予想を超えた非情なもので、自然淘汰もありましたが、お客様の「きもの離れ」による止むなきを得ない悲痛な廃業も多くありました。

 しかし予想を超えた環境変化の中にも、「生き残り」を目指しそれを達成することが出来たのが私達の店ということになります。独りよがりの自慢話になりましたが、幸運が私達に「ツキ」をくれました。
 ひたすら夢を見、希望を捨てず、当時の流行語[never surrender」=決して諦めなかったのです。破綻寸前からの復活劇を自作自演した訳です。

 昨日この情報に接したのは、京都の友人からのメールで、あそこのあの店が、9月に閉店するそうや」からでした。その店を見に行ったとき、私の友人がやっていた店が閉っていたわけです。
悲しいご報告となりました。
posted by はりよし at 18:20| Comment(0) | きもの業界便り

2011年06月16日

お見舞いの続きです。

 お見舞いの気持ちを捧げたいと何かお役に立てないかと、ずっと心に懸かっていました。
そこに私達の着物仲間から、「きもの」を被災地に届けたらとの提案をいただきました。
 陸前高田市には4軒の呉服店があったが、津波で全て流された。「着物を流され、着られなくなった人も多い。このままでは着物を着る文化が廃れる」と仲間は申します。
 
 「浴衣で楽しんでもらう盆踊り」を計画中と被災地の方からの便りもあり、「きもの支援」の輪がどんどん広がっています。浴衣は既にかなりの枚数が現地に届けられています。
 被災地の盆踊りを彩ってくれることでしょう……!

 私達は、店に集まる沢山の「きもの」の中からご提供出来るものを選び、既に300枚あまりを人を介して送りました。今後もこのような形で、「きもの文化支援」を目標に被災地に「心」を届けていきたいと思っています。
posted by はりよし at 17:12| Comment(0) | 東日本大震災