2012年03月18日

「東大寺の修二会」= お水取り」。

毎年訪れるこの日、今年は待ち遠しかった

世界平和を祈り、国家の安泰を祈願する親しみ深い歳時記です。
関西では「お水取り」として親しまれ、春の訪れを予告することで有名ですが……!

 3月5日、18時ころから「北出仕口」に並び練行衆の上堂を待ちます、「お松明」はあまり見られませんが、「お松明」なるものの必要な訳が判りました。「お松明」は練行衆一人一人の先導となる「灯り」なのです。
 
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東大寺創建の年から1260年間、途絶えることなく続いた「不退の行法」と言われるものです。

この「行」が如何に大変な「行」か?
目と耳でそして五感を研ぎ澄まして、体験してきました。

「行」は20時前から始まり、深夜3時まで続きましたが、
当日は暖かく、カイロ、手袋、座布団などの防寒対策は充分でしたので、寒さは負担になりませんでした。

18時までに、二月堂の裏まで上がって待機し、午後7時の11人の「練行衆」の上堂を待ちます。

 この行法は11人の「練行衆」が、全ての人々の罪過を代わって懺悔し、天下泰安・風雨順時・五穀豊穣・万民快楽を観音菩薩に念じる「行」なのです。そしてこの「行」は三月一日から十四日まで続くとんでもな長期間の荒行なのです。

 14日間に及ぶ11人の「練行衆」の「精進ぶり」は、たった一夜の体験でも私達に訴えるものがありました。
 「五体投地」という「荒行」があり、11人の「練行衆」の数人が交代に100回近くなされる。
目の当たりに見たこの荒行は、この世のものとは思えない不思議な「行」でした。

 そして、全体に流れる経文と「走り」の行法と言われる、まさしくその「走り」は想像もしないすざましい世界でした。
(一晩中走っているような印象が残ります)

 「行」の開始時は内陣は参拝者で満員でしたが、9時以降はどんどん減ります(電車がなくなるので)。
折角の機会で、最高のポジションで最後まで見ました。

 佳境に入った「日を跨ぐ」時刻頃には、息をも尽かせぬほどの激しさを持った時間が二時間ほども続きました。
いずれにしろ、門外漢には語り尽くせない貴重な時間と「激しさ」を体験し,終わったのは午前三時、それから車に戻り帰宅の途につきました。
 帰宅したのは午前4時になっていました。
posted by はりよし at 12:52| Comment(0) | 旅とその想い
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