2011年01月21日

祖国への熱い「想い」

 年頭に高野山(金剛峯寺)の金堂で、「新年修正会」が行われていると聞く。
その「祈り」は「日本の国が豊かで平和」でありますようにと祈祷される。
(国が豊かで平和あれば、そこに住む我々皆はその恩恵を受ける)


DSC_0280.JPG

ホノルル弘法寺 住職 沖村全栄 師
 

そして高野山の「奥の院」では「初護摩修法会」が行われる。

ホノルル弘法寺 で「初護摩修法会」を執行する 古高尚師 師

ホノルル弘法寺 で「初護摩修法会」を執行する 古高尚師 師

DSC_0273.JPG

ご詠歌を唱和する、弘法寺の信徒さん

 

私達がはるばる「ハワイ」の地を踏むことになったのは、現地にある真言宗のハワイ別院「弘法寺」の「新年祈祷会」と「初護摩修法会」にお招き戴いたのがきっかけである。

「弘法寺」のご住職は沖村全栄師で、永い高野山での修行と共に、高僧の地位を得てハワイに帰り「布教活動」を情熱的に継続されている方なのである。

 沖村全栄師の「新年祈祷会」と日本の高野山での兄弟弟子である「古高尚師」師の「初護摩修法会」が、毎年この寺で新年第二日曜に同時進行で開かれており、沢山の善男善女が集まる。

 日頃仏教になじまない私達にとって、「新年祈祷会」と「初護摩修法会」という二つの「祈り」は大変新鮮なものだった。これらが日本の末寺では久しく絶えた「祈り」の集まりと聞く。

 そんな「祈り」が、遙か太平洋の彼方「ハワイ」ホノルル市でいとなまれ、そして多くの信者がこの「祈り」に集まり、「沖村全栄師」の説教を聞く。

 日系の二世から六世くらいまでの人たちが、巧みな英語と日本語の混じった「法話」に聞き入る、日本から参加した我々も思わず聞き惚れた。
 これほど敬虔な「信仰心」を持つ人々が、ハワイに住み事業を営み、生活を守り子を育て、日本人の心と伝統を守り続けてきた。

 これらの人々に心の底から感謝を捧げたい。私は人々の心を、祖国への熱い「想い」を伝える努力をしてみたい。
 そんなささやかな望みが生まれた旅だった。
posted by はりよし at 09:05| Comment(0) | 旅とその想い

2011年01月08日

あけましておめでとうございます。

仕事始めが6日で慌ただしく、今日出発で「ハワイ」に行きます。

今年は新年がプレッシャーです、そう「ハワイ」へ行かなければならないのです。
 私達は海外にはご縁のない仕事をしているつもりでしたし、まさかと思っていた「ハワイ」に行けるチャンスをもらいました。

 何故か「きもの」達が「海外」への道を着けてくれ、道案内を努めてくれることになったのです。
 今、きものは悲惨な時代を過ぎ「復活の息吹」を感じます。「きもの屋」は生き残る義務を負っており、それは「1200年」の歴史が証明しています。
 生きる「術」を知るきもの屋だけが生き残り、着物の世界にある沢山の培われた技術、ごまかしを許さない伝統産業、そんな着物の世界が生き残るのです。

 そんな熱い想いを今年も伝え続け、「きもの」が次世代のきもの文化を育んでくれることを念じ続けます。

 日本の「きもの」は無くならないし、日本人の心が海外にも生き残っています。
 私達が「ハワイ」に運んで、選んでいただくきもの達は幸せなんです。
タンスに眠っていたのに新しい生きる道をもらい、生まれ出た時代の「期待」を身体一杯「はらんで」新しい生きる道に出会うのです。

 そんな訳で「きもの」達と一緒に「ハワイ」にいってきます、今日午後出発です。
 帰ったら、いいご報告を差し上げたいと思います。
posted by はりよし at 12:55| Comment(0) | 日記

2011年01月01日

大晦日

後夜(ごや)祝い=大晦日 
 大晦日深夜に集まり、明けて1月1日 元旦午前0時から執行される新年最初の行事です。仏様の世界(仏教界)には古くは昔千二百年前から、一般のお寺で行われていた新年の大切な法要だったそうですが、今は執り行う寺院も数少なくなったとのことです。

歳~様・氏神様をお迎えして【松三宝】【力餅】【屠蘇】を戴いて、一年の無病息災を祈念するのだそうです。

 ご縁があって、この年になって初体験となる、年始のお寺の行事に参加することが出来た。

特に【松三宝】【力餅】【屠蘇】この三つの「祝い物」を、住職手づから一人づつ丁寧に戴くのは興味深く、「仏様」を意識するいい瞬間だった。

 1月2日には、【修正会】(しゅじょうえ)という新年祈祷がある、これにも参加させてもらい新しい年に、会社の「安定成長」を祈願し、自身は弓の「参段昇段」を祈祷してもらう。
この年にして不思議なほど、色んな新しい出会いをいただく今日この頃、日々を新鮮に感じる時間です。

 「年越し」は嬉しい瞬間だし、年を改め気持ちも新たに高め、自身に店に「節目」をもらういい時間にしていただいた。
 明日の【修正会】は、又違う印象を持つかも知れません。
posted by はりよし at 19:07| Comment(0) | 日記

2010年12月22日

きものを着る宣言

 私は年に2回くらい洋服の「スーツ」を着なければならないことがある。
大阪には「ザ・シンフォニーホール」という日本で最初のクラシックコンサート専用ホールがある(創立1982年当時のキャッチフレーズ)。

 そこでのコンサートでは、私は舞台上を除く全ての場所で色んな意味での全権を任されている。そんな場では「きもの」では世間は認めてくれないだろう。
 その立場上こんな時だけは「スーツ」を着るしかない。

 18日も初めての出会いとなる、「指揮者」との出会いだった。彼は力量を認められ、将来を嘱望される、これから大切に付き合いたい方であった。
 最初からきものでは先方さんも驚かれると思い、結果として「スーツ」を着ることになった

 つまり「きものを着る宣言」をしている私は、ほとんどの場所では「きもの」しか着ない。そんな私には、苦痛な時間となる。でも時と場合には仕方がないこともある。
 
 開き直って「きものを着ろ」という意見もありますが……!

指揮者、岩村 力先生と(ス−ツ姿の私)
DSCN9996.JPG
posted by はりよし at 16:29| Comment(0) | 日記

2010年12月19日

琵琶湖のほとりで

 今夜は琵琶湖のほとりの静かな温泉に泊まります。

私達の店といつも丁寧な連携を重ね、もう7年くらいになる、滋賀県草津の「リサイクル 着物」のお店「和蔵」の方々との忘年会です。
 私がいつもお話しする「絶滅寸前のきもの屋」が、生き残ったお店の代表選手でしょう……!

 毎年、年末には琵琶湖畔にお招きいただく。年の暮れの慌ただしさを「ひととき」でも忘れさせていただく、「和蔵」さんの温かい思いやりなのです。
 「背水の陣」にあるきもの業界の中、「元気」に生き残ろうとするパワーの「分かち合い」の時間です。
 私達は生き残りを達成したと、今年80周年の年に宣言しました、しかし安閑としてはおれません。

さてこれからのきもの業界はどうなるのでしょう……!
 はっきり申しあげて旧来型の店舗を維持し続けることは不可能と思います。
だから私達二つの店舗は、一緒になって智恵を振り絞り続けるわけです。
posted by はりよし at 12:22| Comment(0) | 日記

2010年12月18日

「はまりそう」

昨日(12/17)は二人の振り袖のお客様、そして男性成人の「羽織袴セット」が、これも二人。

 この時期のお客様は当然「レンタル」で、私達の店はこの時期になっても商品が豊富で、綺麗で、新しい、それが自慢です。

昨日の男性二人もこのホームページをご覧になっての来店で、他店に問い合わせたら「黒」のセットしかないとのことで当店を選んでくれたのです。
 今男性の成人式セットは華やかです、色が多彩で単純に表現しても、ピンク・赤・黒・水色・黄色・
 袴も変化に富み、金や銀・ボカシ・古典の縞、中でも赤と金のボカシは人気です。
という訳でお二人とも成約、彼の弁がおもしろい「はまりそう」で決まり。20才の子と思えない素早い決断で、内の品揃えに自信を深めた次第です。

 二人の振り袖のお客様は、1月・2月・3月に決めておられたもののお引き取りでした。
 女性の振り袖は、今から再来年の成人式のお見分けにこられます。今から再来年の成人式とは気が早いと思われるかも知れませんが、世間の呉服屋がお客様の「囲い込み」Topに立とうと焦っているからなんです。そのアプローチのセリフが「春には新柄が無くなる」と売り込むわけです。

そんな馬鹿なことがあるわけもないのに、世間のお母様方とお嬢様方はそれに踊らされるのです。

振り袖のお客様&男性用羽織袴セット
DSC_0107.JPG
posted by はりよし at 11:53| Comment(2) | お得情報

2010年12月16日

ハワイで、リサイクルきものの展覧会

22/12/16
 今年ももうあと半月、子供達が巣立ってからは、家で正月を過ごすことは少なくなっていました。
夫婦二人で過ごす家での正月は「面倒」と妻はいう。
 無理もないことと私も同感、日頃の忙しさを癒すために正月を旅の空で過ごすようになってもう何年になるだろう。

 子供達はそれぞれの家庭で正月を過ごし、三が日が明けてから揃って尋ねてきます。当然嬉しい時間であることは間違いない、さてそれはさておき、今年は家で正月を過ごす。

なぜなら1/8から「ハワイ」に行くからである。
 何故突然「ハワイ」に行くことになったのかは、この10年近くチャレンジし続けた「リサイクルきもの」が仲立ちとなってくれた。
 そのきもの達が私達を「ハワイ」に連れて行ってくれることになったのです。

「リサイクルきもの」を待ち続けて下さるお客様が、ハワイに沢山おられるから、私達夫婦はハワイの地を踏むことになります。
 思いもよらず、不思議なご縁と流れの中で「ハワイ」に行ってきます、どんなご報告が出来るかご期待下さい。

 今その準備に追われており、だから正月は家で過ごします。
posted by はりよし at 17:33| Comment(0) | イベント情報

2010年12月15日

「貴宝織」なる帯

昨日来店されたお客様から、お尋ねを受けました。

「貴宝織」なる帯を、締めていてほめられた、どんな織りなのか教えて欲しいと……!

早速調べてみました。
締めていて負担にならない軽い「織り帯」、ふんわりと空気を含んだ羽衣のような締め心地と、通気性の良さがこだわりの品。
こだわって、三重錦織で創作された西陣織、実際に締める方のことを考えて創られ、
身体にもしっくりとなじむ、超軽量の織り帯です。

 
posted by はりよし at 16:52| Comment(0) | 着物Q&A

2010年12月13日

ベートーベン「第九」のコンサート

DSC_0429.JPG


昨日は関西フィルのベートーベン「第九」のコンサートだった。
ご存じベートーベンの「第九」は合唱付きとも「歓喜の歌」とも呼ばれます。 ベートーベン最晩年の曲で、合唱をやっているというと、どなたに関わらず「第九」ですかと返ってくる。

それほど有名になったベートーベン「第九」は、およそ30年前に最も盛んに演奏された。関西近辺でも、毎年12月には数十回のコンサートがあったはずです。
(現実に私自身、12月には10回くらい舞台に立った記憶が数年続いたのを覚えています。)その頃大阪城ホールでの「一万人の第九」が始まった筈です。そして「第九」は一気に大衆化され、日本人に ベートーベン「第九」を植え付けました。

 第九についてはまた詳しくお話しする機会もあるかと思います。
昨夜の件に話を戻しますと、昨夜私が敬愛して止まない「マエストロ」=飯守泰次郎先生が秋の叙勲で「旭日小綬章」を受賞され、その記念パーティーに招かれました。

 マエストロ」=飯守泰次郎先生は、受賞の「喜びの言葉」として「個人が代表して戴きましたが、本来オーケストラや合唱団員が受け取るべきものだ」と謙虚に話され、受賞の喜びは、この席のみんなのものだと話されました。
 マエストロ」=飯守泰次郎先生は70才。小林研一郎氏と並ぶ日本人の最高齢の指揮者の一人です。
 現在関西フィルハーモ−ニー管弦楽団の常任指揮者で、来年から「桂冠指揮者」の称号が付されます。

 以下の写真は、12/7の私達合唱団の定期公演のものです。

DSC_0317.JPG

12/7 第9回目の「オラトリオ定期」、ベートーベン「ミサソレムニス」の練習風景です。
多くの団員の気力に満ちたリハーサルです。(於いて ザ・シンフォニーホール)
posted by はりよし at 14:51| Comment(0) | 日記

2010年11月27日

江戸時代中期

今回展示した当社が所蔵しています、江戸縮緬の小袖が、「女の装い 三百年」=江戸・明治・大正の中に同じ制作者であることが、明らかに読み取れる一枚がありました。

その小袖は、「紺縮緬地蝶竹馬衣布座飛鶴文様」と表記され、江戸時代中期の極初めの方に蒐集掲載されています。
 
7.jpg運動会.jpg

そしてその解説文には、紺地に白上げ友禅をして、金駒繍いと紅、萌葱の繍切り繍いを控えめに加える。このように単位文様を全体に配して繋がる構成の小袖は、宝暦から天明あたりによく見られる。
(後略)
posted by はりよし at 15:09| Comment(0) | 日記